「運命だよ」と言う男の心理
―『本命じゃなきゃよかったのに』から読み解く言葉の裏側―
大沼実歩乃(樋口日奈)の前に再び現れた嬉野栄成(池田匡志)。
10年ぶりの再会。
そして彼はこう囁く。
「オレらって運命感じない?」
ロマンチックに聞こえるこの一言。
でも今日は甘く解釈しません。
“運命”と言う男の心理構造を、冷静に解説します。
① 責任を軽くしたい
「好きだ」
「やり直したい」
「付き合おう」
これらは“自分の意思”です。
でも「運命」は違う。
運命=外部要因。
つまり、
「俺が選んだんじゃない。そうなるようにできていた」
という逃げ道がある。
これは責任回避のテクニック。
関係がうまくいかなくなった時も、
「タイミングが悪かった」
「運命じゃなかった」
と言えてしまう。
② 相手の感情を一気に引き上げたい
“運命”という言葉は、
理性よりも感情に効きます。
・偶然の再会
・同じ会社
・同じタイミングでフリー
偶然を“意味のある出来事”に変える。
人は偶然が重なると、
物語を作りたくなる生き物。
その心理を無意識に使っている。
③ 自分を特別な存在に見せたい
「運命」と言うことで、
✔ 他の男とは違う
✔ ただの再会じゃない
✔ 君と俺は特別
という空気を作れる。
これは承認欲求の裏返し。
“選びたい”より“選ばれたい”。
ロマンを語る男ほど、
自分も肯定されたい。
④ 本心がまだ固まっていない
はっきり「本命だ」と言えない。
でも手放したくもない。
その中間地点にあるのが“運命”。
便利な言葉です。
✔ 強すぎない
✔ 逃げ道がある
✔ 相手を引き止められる
曖昧さをキープするためのワード。
⑤ 本当に運命を信じているケース
もちろん全員が計算ではありません。
偶然の再会で
過去の感情が一気に蘇ることはある。
人は未完の恋に弱い。
終わらなかった物語は、
美化されやすい。
だから本人も本気で
「運命だ」と思っている場合もある。
ただし――
思っていることと、
覚悟があることは別。
危険なポイント
“運命”という言葉に酔うと、
✔ 相手の行動を見なくなる
✔ 曖昧さを許してしまう
✔ 自分の不安を無視する
恋愛で大事なのは、
言葉より行動。
運命と言う男が、
・予定を合わせるか
・将来の話を具体的にするか
・あなたを公にするか
ここを見ないといけない。
まとめ
「運命」と言う男の心理は、
✔ 責任を軽くしたい
✔ 感情を一気に動かしたい
✔ 特別扱いしたい
✔ 本心がまだ固まっていない
このどれか、または複数。
甘い言葉ほど、
冷静に受け取る。
ドラマ『本命じゃなきゃよかったのに』が描くのは、
“言葉に酔う恋”の危うさ。
あなたが見るべきは、
運命と言った後、何をするか。
ここです。


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