ハロウィーンの海外と日本での違いは？本来の目的は何？

ハロウィーンは仮装しながら町を練り歩くイメージで、毎年いろんな格好の若者がコスプレパーティーして楽しむ祭りなんだと思っていましたが、日本では、古くからクリスマスやバレンタインデーなどの海外文化を取り入れ、『外来文化の年中行事のイベント化』を取り入れていくのが好きなんだとおもいます。

ハロウィーンも同じで、1970年代に洋菓子店などがハロウィンを販売促進のために取り入れたのがきっかけで今のハロウィン仮装パーティーになったのだといわれております。

ハロウィーンカラーなんかもありまして、オレンジは秋の収穫や太陽の光をイメージして、ブラックは冬の夜や暗い闇をイメージして、パープルは月明かりの夜空や月の光を意味しています。

ハロウィーンの海外と日本での違いは？

ハロウィーンの本来の目的と海外と日本との違いについて紹介していきたいとおもいます。

もともとハロウィーンは、古代ケルト人が起源とされるヨーロッパ発祥のお祭り。

アイルランドやスコットランドで始まったのが最初だといわれています。

これはキリスト教の諸聖人に祈りを捧げる祝日(11月1日) 『万聖節』の前夜祭(10月31日)として行われ、収穫をお祝いするための収穫祭だったといわれています。

日本では、ハロウィーンといえば仮装（コスプレ）を楽しむイベントとしてのイメージが強く持たれています。

魔女や悪魔、モンスターといった定番の仮装だけでなく、アニメや漫画、映画などのキャラクター、または芸能人などのコスプレをして楽しんでいる方が多くとくに原宿や渋谷で多く見られるのが特徴です。

アメリカでのハロウィーンは19世紀半ばごろ、飢餓のためにアメリカに移住したアイルランド人が秋の収穫祭『サウェン (Samhain)』を持ち込んだことがきっかけで始まりました。

伝統行事は、オバケに仮装した子供たちが『Trick or Treatトリック (いたずらまたは魔法) をかけられたくなかったら、トリート(お菓子)を出せ！』と言って家々を回ることです。

これを日本でもしてもらえば、子供たちもハロウィーンが楽しみになるし、大人や1人暮らししているお年寄りの方も楽しみになるから、自分的にはこっちが日本にも流行ったら近所の交流が深まるのにとおもいます。

メキシコのハロウィーンは、ラテンアメリカの祝日の1つで、毎年10月31 日~11月2日の3日間『死者の日』（スペイン語・ Día de Muertos）として祝われます。

2003年にユネスコの無形文化遺産にも登録もされたメキシコの伝統行事です。

2018年の春ディズニー映画で大ヒットした『リメンバー・ミー （英語版はCOCO）』のモデルともなっており、みなさんもご存じの方も多いはずだとおもいます。

それは町中がガイコツで溢れかえります。

死んだ子供の魂が返ってくる日や、大人の魂が返ってくる日などがあり、とても大規模なパレードが催されるみたいです。

このように日本では大人がコスプレして楽しむのがハロウィーンと思っていましたが、海外では子供が主役で、ご近所にお菓子を貰いに駆け回るので、アメリカのほうが自分には楽しそうでいいなとおもいました。

ハロウィーンは、もともとアイルランドの古代ケル人の儀式『サウィン祭』という秋の収穫祭が起源と言われています。

古代ケルト歴では、 10月31日が1年の終わりの日とされていました。

さしてこの日の夜にはあの世とこの世の境い目がなくなり、先祖の霊が現世の家族に会いに来ると信じられていたそうです。

真っ暗な時期が続く冬に備えてすべての果物や太陽の恵みを収穫し感謝する。

あの世との隔たりが弱まり、妖精などが現れたり死者がこの世を徘徊する。

そのため、人々はそれらと同じ格好に扮装して仲間だと思わせることで、それぞれの身を守っていたのです。

ハロウィーンで、子供たちにお菓子を配るようになった理由としては、夜の町にさまよう悪霊を遠ざけるため『お菓子をあげるから帰ってください』とお願いする目的があるようです。

日本ではハロウィーンはコスプレした大人のお祭りみたいになってますが、アメリカでは子供がメインで、ご近所との交流を深めたりと素晴らしい企画だとおもいました。

私も1人なので、アメリカのハロウィーンがあれば、毎年お菓子を用意して経済効果もうまれますし、ご近所の交流も広がります。

同じ秋の収穫祭でもこんなに違いがあるんだとおもいます。