きゅうりを食べると、女性には嬉しいむくみをとる効能があります。
そのほかには、利尿作用の高さからもわかるように、体にこもった熱を排出し、体を冷やす効果もあります。
野菜や果物には『カリウム』が豊富なものが多く、きゅうりもそのひとつです。
カリウムは食塩の摂取量が多い日本人にとって嬉しい、 体内の余分な塩分 (ナトリウム) の排出を促す働きがあります。
むくみや高血圧の予防にも効果的です。
なのでキュウリは夏場のカ リウムと水分補給源として もすごく効果的な食材だと言えます。
きゅうりの効能は夏バテだけじゃない!
きゅうりの栄養素はあるのか?
きゅうりの大半の95%は水分でできているためカロリーが低く、 100g (約1本) あたりのカロリーが14kcal。
ギネスにもカロリーの少ない野菜として載っている。そのためか勘違いしているのが、カロリーが少ないからといって栄養が 全くない訳ではありません。
実際には抗酸化作用のあるβ-カロテンやビタミンC、骨密度アップに重要なビタミンKや、余分な塩分を排出してくれるカリウムなどを幅広く含んでいます。
きゅうりの素晴らしい栄養素と効能を解りやすく紹介していきます。
きゅうりは血圧の上昇を抑えてくれる
きゅうりには、100gあたりに200mgのカリウムが含まれています。
カリウムは、おもに塩分 (ナトリウム)を尿中へ排泄するはたらきがある栄養素です。
腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制し、血圧の上昇を抑える作用があります。
水に溶けやすい性質をもちますが、きゅうり自体を生で食べることが多いので効率よく摂取できます。
きゅうりには抗酸化作用がある!
きゅうりには、100gあたりにβ-カロテンが330μg、ビタミンCが14mg含まれて います。
私たちの身体の中では、ストレスや紫外線や、激しい運動などにより、 老化や シミなどの原因になる活性酸素が発生しています。
そこで、β-カロテンやビタミンCは、 活性酸素の発生を抑えてくれて、なおかつ 取り除いてくれる作用をしてくれています。
まさに一石二鳥以上の働きをしてくれます。
きゅうりを食べると女性には嬉しい肌の健康をサポートしている!
きゅうりには、100gあたりに14mgのビタミンCが含まれています。
ビタミンCは、細胞と細胞の間を結ぶたんぱく質 『コラーゲン』 の合成に必要不可欠な栄養素で、皮膚や粘膜の健康をサポートしてくれます。
また、 皮膚のメラニン色素の生成を抑制するので日焼けの対策もしてくれてます。
きゅうりのビタミンは水に溶けやすいので、食べるときは洗いすぎないように注意しましょう。
きゅうりが腸内環境を整えてくれてる!
きゅうりには、 100gあたり1.1gの食物繊維が含まれています。
食物繊維には水溶性と不溶性があり、 きゅうりに多いのは不溶性食物繊維です。 不溶性食物繊維は便のカサ増をして腸を刺激し、便秘の改善にスムーズな排便を促します。
また、 腸内のビフィズス菌などの善玉菌は、食物繊維を発酵・分解し、それをエサにして増えます。
食物繊維は体内に吸収されませんが、 腸内環境を整え綺麗にするために不可欠です。
女性には嬉しいことばかりですね。
きゅうりが血流を促す!
きゅうり独特のあの青臭さは、 『ピラジン』という香気成分によるものです。
ピラジンは血を固まりにくくし、血流を促すはたらきがあります。
また、きゅうりには 『シトルリン』というアミノ酸が含まれています。
血管を拡張する作用があり、 こちらも血流の促進に役立ちます。
なので身体の冷えやむくみに悩んでいる女性には、緩和作用が期待できまよ。
きゅうりの見分け方
きゅうりの太さが均一!
先細りせずに太さが均一なきゅうりほど新鮮なあかしです。
曲がっていても品質にはまったく問題はありません。
曲がっているものは見栄えが悪いだけであって、味や食感に違いなどはなく、むしろ安くなっている場合が多いのでお得だといえます。
なんならこれを狙っている方もいるぐらいです。
きゅうり緑色が濃く、 全体にハリとツヤがあるやつ!
濃い緑色で、全体的にツヤとハリがあるものが鮮度が高くて良品です。
また、時間と共に両端から水分が抜けていくので、 端がしわになってないきゅうりを選びましょう!
きゅうりの表面のイボが尖っている!
表面のイボが鋭く尖っているものが新鮮です。
鮮度が落ちていくとだんだんとイボ も水分が抜けて元気がなくなります。しかし(イボがない品種もあります)
きゅうりの重量感がズッシリある!
きゅうりを手に持ったときに、しっかりと重みを感じるものを選びましょう。
ちなみに私は、両手でもってみて重たい方を選んでいます。
重いものほど水分がたっぷりと含まれているので新鮮だといえます。
まとめ
毎年なんですが、暑い日が続くと、 疲れがなかなか抜けにくい、ぜんぜん食欲がわかないといった不調が続くのが夏バテの症状です。
この原因のひとつが 「低カリウム血症」 です。
その原因は汗を大量にかいたときに、カリウムが汗と一緒に失われてしまうためと考えられています。
また、カリウムには利尿作用があり、 ほてった身体から熱を出して冷やすはたらきもあります。
カリウムの多いきゅうりは、夏バテ対策に役立つ野菜といえますね。
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